ピボットテーブルを使いこなせたら、ものすごい時間短縮になり、仕事の結果も出る!と考えている人は多いと思います。ピボットテーブルが使えない原因のほとんどは「元データ」にあって、それで行き詰まる人が多い、というのはよく聞く話なんですが、逆に、もし元データに問題がなかったらすべてうまくいくのか?というと、実はそうでもありません。やり方さえ知っていれば超時間短縮になるのに、といつも思うのがピボットテーブルの「全体に対する(占める)割合(%)の計算方法」です。ピボットテーブル作成までできているので、本当に「あとちょっと」なんです。以下のようにピボットテーブルの外で計算しているワークシートを見ました。数式の =E2/$E$6 が総計に対する割合を計算しています。$は相対・絶対参照云々、、、ということを言いたいわけではないんです。Excelの素晴らしいところは創意工夫と時間をかければ何とかなるところです。しかし、そのため知っていれば楽になる本来の使い方を知らないまま、無駄に時間をかけてしまうこともしばしばあります。(余談ですが、同じ結果が出る違うやり方があったり、追加された新機能で今まで苦労してたことが楽になった、など、経験者でもそれ知らなかった、なんてことはザラなので、知らないことを卑下することはありません!)上記のやり方でレポート終了、今後そのワークシートを再利用しないのであれば、これでも全然問題ないのですが、例えば、製品Eが追加された、Bが無くなった、などのデータの追加・更新がはいった時は行数が変わるので計算式を調整する必要があります。1つや2つなら目で確認できますが、1000個ある内の20個くらいが入れ替わる、という状況では目で追うこともできません。それを関数やマクロでチェックする、、、なんていう斜め上の方向に行く前にピボットテーブルの機能を見直してください。めんどくさいなぁ、と思うことはだいたい実現されています。ピボットテーブルで列に対する割合を計算する上の図のように総計...
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自己紹介

- Shigeru Numaguchi
- 1989年新卒で日本IBMに入社しダウンサイジング担当としてホストコンピュータと繋げるオフコン、UNIX、PCサーバーのプロジェクトを担当。1997年 MSKK(現日本マイクロソフト)入社、NT4出荷に伴い企業向けサポート部門のビジネスマネージャーとして Excel 使いとなり、2002年 にMSMVPなどをサポートするユーザーコミュ二ティ部門を設立、部門をリード。2006年にMSKK退職後、企業向けのITトレーニング会社・団体に携わり、2014年頃よりPowerBI勉強会主催メンバーの一人として参画、そのコミュニティ活動で MSMVP for Data Platform PowerBI 2017受賞。https://mvp.microsoft.com/ja-jp/PublicProfile/5002635 同年にMVP Awardを返上し、アマゾン ウェブ サービス ジャパンに入社、コミュニティプログラム担当として現在に至る。