2016/07/10

[ピボットテーブル / リレーションシップ] 元データにない項目をピボットテーブルで表示させたい

以下のようなケースではどうすればいいでしょうか?という質問を Office TANAKA セミナーでいただきました。 ものすごく簡略化したケースで検討しますが、たとえば、アンケート結果の集計のようなもので、評価項目はA, B, C, D, Eまであるんだけど、Eを付けた人はいない、というデータがあったとします。 こんな感じのデータを想定します。 このテーブルからピボットテーブルを作ると以下のようになります。 元データのテーブルには評価で「E」というデータはありません。この元データからわかることは、AからDまでは評価のデータとして存在するが、Eもしくはそれ以降のデータがあるかどうかは判断が付きませんから、当然といえば当然です。 とはいえ、操作している側としては、Eまで評価があり、それを含めて以下のようなピボットテーブルが欲しい、と考えるのは当然ですよね。 出力用で、A~Eをあらかじめ用意し、GETPIVOTDATA関数とIFERROR関数を使って抜き出し、ゼロの対応が可能です。もちろん、簡略化しているので、この程度のサンプルならピボットを使うまでのことはなく、COUNTIFで十分だろう、というのはご容赦ください(笑)。 あくまで、ピボットテーブルの機能で対応しようとすると、評価の行ラベルが...

2016/07/07

[Power Query / 取得と変換] 列の追加 - 条件列 が利用可能になりました

Power BI Desktop や Excel の Office Insider で利用可能だった [列の追加] の [条件列] が、たぶん5月のOffice 更新プログラムで一般にも公開されたようです。 それまで、あると思って開いたら無くて「あ・・・あれ?」となったことが多かったからです。 ちょっと前置きが長くなりますが、この条件列が追加されたことで、かなり使いやすくなりました。 この Power Query / 取得と変換のクエリエディタで Power Query Formula Language (M言語) をガンガン使ってクエリを書く、という使い方をマイクロソフトは想定して作っていないような気が前々からしています。 というのも、Excelの数式バーでいうところの「数式オートコンプリート」機能、または、Visual...
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自己紹介

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1989年新卒で日本IBMに入社しダウンサイジング担当としてホストコンピュータと繋げるオフコン、UNIX、PCサーバーのプロジェクトを担当。1997年 MSKK(現日本マイクロソフト)入社、NT4出荷に伴い企業向けサポート部門のビジネスマネージャーとして Excel 使いとなり、2002年 にMSMVPなどをサポートするユーザーコミュ二ティ部門を設立、部門をリード。2006年にMSKK退職後、企業向けのITトレーニング会社・団体に携わり、2014年頃よりPowerBI勉強会主催メンバーの一人として参画、そのコミュニティ活動で MSMVP for Data Platform PowerBI 2017受賞。https://mvp.microsoft.com/ja-jp/PublicProfile/5002635 同年にMVP Awardを返上し、アマゾン ウェブ サービス ジャパンに入社、コミュニティプログラム担当として現在に至る。