2015/01/27

Power Query を使って絞り込んだデータを取得する - 日付編

SharePoint リストなどからデータを取得し、Excel で加工、集計をする場合、おおよそ全件データを取得し Excel のテーブルにデータを展開してから、ピボットテーブルを使ったり、ワークシート関数を使うことが多いと思う。現在 Excel は百万行を超えるレコード(行)を扱うことができるため、実務上はほぼ問題ないが、場合によっては、絞り込んだデータのみを扱いたいときがある。 過去のデータは一切関係なく、たとえばセミナー申込みの管理などで今日(または指定日)以降に実施される予定コースの登録者アイテムのみが欲しい、といったケースだ。後工程でデータの加工、集計をするのだが、そこで絞り込みを行うのではなく、必要なデータ「だけ」がテーブルに存在していたほうが都合がよい場合だ。 SharePoint...

2015/01/18

Power Query を使った重複行の削除

重複行の削除もしくはユニークなデータのリスト作成も実務で Excel を使うユーザーにとっては往々にして直面する課題である。 いくつかある重複行の削除 現在、重複行の削除で Excel 2007 以降に追加された データ タブ - データ ツールにある「重複行の削除」がもっとも紹介されている機能だろう。 表の重複している項目を削除する(Microsoft atLife) http://www.microsoft.com/ja-jp/atlife/tips/archive/office/tips/002.aspx たしかにこの機能により重複行を削除し、ユニークデータのリストの作成が可能なのだが、元データが更新されれば、同じ作業をし直さなければならず、この機能を活用するシーンは私自身はあまりない。正直、単純で汎用性が乏しく実務では応用した活用が難しいのだ。...

2015/01/11

Excel Online / Excel Web Access (Excel Services) - データ接続の更新 SharePoint リスト

Office 365 SharePoint Online に Excel ブックを保存して他のユーザーと共有する、という使い方でもメリットがあるが、できれば保存したブックの中を簡易的に確認したい、編集する必要はなく参照だけで良い、という使い方もあるだろう。   このような場合、Office 365 SharePoint Online では以下の使い方が用意されている。   ・ Excel Online で Excel ブックを開く ・ Excel Web Access Web パーツ(Excel Services) でサイトのページに貼り付ける   いずれの場合も「現時点での最新データを見たい」という目的であることは明確だ。   ブックで扱うデータがワークシートへの手入力の場合、Excel...
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自己紹介

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1989年新卒で日本IBMに入社しダウンサイジング担当としてホストコンピュータと繋げるオフコン、UNIX、PCサーバーのプロジェクトを担当。1997年 MSKK(現日本マイクロソフト)入社、NT4出荷に伴い企業向けサポート部門のビジネスマネージャーとして Excel 使いとなり、2002年 にMSMVPなどをサポートするユーザーコミュ二ティ部門を設立、部門をリード。2006年にMSKK退職後、企業向けのITトレーニング会社・団体に携わり、2014年頃よりPowerBI勉強会主催メンバーの一人として参画、そのコミュニティ活動で MSMVP for Data Platform PowerBI 2017受賞。https://mvp.microsoft.com/ja-jp/PublicProfile/5002635 同年にMVP Awardを返上し、アマゾン ウェブ サービス ジャパンに入社、コミュニティプログラム担当として現在に至る。