では、JNTOさんが公開している訪日外客数データを元に、インバウントのインサイトを探すジャーニーに出発しましょう(笑)。
まずは、元データですが、xls 形式の Excel ブックで、1枚のワークシートに1年分のデータが登録されています。2013年から2016年14枚のワークシートが格納されています。
http://www.jnto.go.jp/jpn/statistics/since2003_tourists.xls
これを Power BI Destop または Excel の取得と変換の Web からで、このリンクを利用します。Excel ブックじゃないことに注意です。
Power BI Desktop |
Excel 取得と変換 |
なお、Power BI Desktop で xls ブックを開こうとすると「エラー」になる場合があります。(たぶん、多くの人はエラーになると思います)
エラーになった場合は以下を参照してください。Access Database Engine のインストールが必要です。
https://powerbi.microsoft.com/ja-jp/documentation/powerbi-desktop-access-database-errors/
通常、複数のワークシートからデータを取り込みたい場合、取り込みたいワークシートをチェックします。
Power BI Desktop のナビゲーターで複数ワークシートを選択 |
また、それぞれをチェックすると、チェックした数のクエリが作成され、その数の分だけ「編集作業」をしなくてはなりません。
実は、Excel の取得と変換(Power Query)では、フォルダーのアイコンを選択して、[編集] をおして、次の設定画面に進むことができます。
ところが、Power BI Desktop (バージョン: 2.40.4554.421 64-bit (2016年10月)) の場合、フォルダーのアイコンを選択すると、[編集] ボタンがグレーになり、押すことができません。
Power BI Desktop [編集] ボタンを押せない |
Power BI Desktop の [編集]ボタン |
Power BI Desktop クエリエディタ 複数シート取り込み |
業務上は、なるべく表を「テーブル形式」にしておくことで、Excel ブックのワークシートから必要な「データのみ」を取り出すことができます。そのようなときは、このクエリエディタではワークシートを選ばず、テーブルのみを選びます。今回は、テーブルではないので、ワークシートを選びます。
ここでの注意は「必要なものを選択しない」です。ポイントは「不要なものを外す」です。
今回は印刷範囲をはずしたいので、この列のフィルターオプションで「Print_Area を含まない」を設定します。
テキスト フィルター |
[OK] を押すと、クエリエディタでは、ワークシートのみが残った表になります。
ここまでの手順や設定は、Excel の取得と変換もほとんど同じです。
このあと、Data 列を展開することで、すべてのワークシートのデータを 「クエリの追加(Append)」をすることなく、1つにすることができます。
長くなったので、データの展開以降は次回になります。お楽しみに。
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